ちょっと小難しい話

次に製作する物の下準備を何もしていない色々としていたら一ヶ月も更新しておりませんでした。


以下「オリジナルアレンジ」怪獣模型について少々小難しいこと。

以前に「独自アレンジのきついものは好きではない」と書いたら予想外に反響があり、自分なりにオリジナルイメージ作品について私の考えをまとめてみようかと思いました。




 オリジナルイメージ作品に多いのは一部もしくは全体を『生物的にアレンジ』したものがまずあげられます。
映画の劇中の怪獣の骨格、皮膚、筋肉の流れなど現生の生物のように表現されているものです。
私としてはこれが一番いただけない。

映像作品に登場させる時点でそのキャラクターが実在する生物だったとしても確実に見栄えがする為のデザインがなされています。判りやすい例を挙げると映画『アナコンダ』。登場する大蛇アナコンダは実在する蛇ですが実際の蛇は顔が怖くありません(笑)
その為映画スタッフはデザイン段階で蛇の顔にライオンなどの顔のデザインを取り込んで「怖い」蛇に仕立て上げています。
実在する動物ですらこうしたアレンジがなされるもので、空想の産物怪獣やクリーチャーなどはなおさらです。デザインの時点でゴジラの顔だけでも実在の生物を手本に恐竜、猫、トカゲなどさまざまな特徴を取り入れ完成します。
つまりそうして出来上がったキャラクターをオリジナルイメージとして立体化する際に更に生物表現を盛り込んでしまうことになり全体的にクドくなりぱっと見「なんか違う」物になってしまいます。

こう言うと「模型栄えするように手を加えたらアレンジがきつくなるのは当たり前」みたいな言葉が返ってきそうですが、これも私はどうかな思います。
模型やミニチュアなどが「実在のものをそのまま縮小しただけでは実物と似ているように見えなくなるからアレンジをする。」というのは模型では常識のように言われていることですが、怪獣に関してはこれは当てはまらない。と私は思うのです。
怪獣は巨大な生物という設定である為、撮影時には実物の1/50もしくは1/25などのミニチュアでの撮影が行われます。その撮影用セットでのミニチュアにもうすでに模型が本物に見え、かつ見栄えがするアレンジがなされています。『ゴジラVSビオランテ』での大阪ビジネスパーク付近の川幅が実際の三倍ほどに造られていたりするのが良い例でしょう。当然怪獣にもゴジラだけに限らず大きく見せる為に下半身をどっしりと造る。等のよりらしくみせる変更がなされています。
つまりは怪獣模型というのは『ミニチュアのミニチュア』といってもおかしくはありません。それに模型的アレンジを加えると、それこそコピーを更にコピーしていくが如く違うものになっていき、更に上記の生物アレンジによりクドさが増し、もう見ただけで「なんぞこれ・・・」なものになってしまいます。
まあ当然ですが着ぐるみのチャックややむを得ず出来たゆがみ等をなくすアレンジは着ぐるみの再現でもない限りやるべきことだとはおもいますが^^





以上が私の考えですが、週単位で新しく作品が出てくるアニメや漫画などと違い、新作発表が年単位で現在製作が休止しているゴジラ。ドンドン模型が制作されネタ切れに近い状況になりつつある状況でオリジナルイメージなどが発表されていく傾向にあるのは仕方の無いことだとは思います。
100体を超えるゴジラ模型を作り上げている酒井ゆうじ先生もオリジナルイメージゴジラを発表されていますが、ゴジラをを造りつくし理解した上で製作されただけあり全くのオリジナルであるにもかかわらず、「これはゴジラだ。」と見入ってしまうものでした。オリジナルというものはいたずらに要素を取り入れるのではなく自分が作るとしてもキャラを理解した上で作り上げるものでありたいな。と私は思います。
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Author:メイザ
世代としては純平成ゴジラ世代。 平成ゴジラ&ライバル怪獣をこよなく愛する秋田のゴジラ馬鹿。

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